2015年12月12日土曜日

12/12 全体稽古②

出席者:荒川、浦長瀬、鎌田、楠、佐々木、出村、藤田、前田 他見学者1名
担当:三田村

Zombie-4months creation、第2回目の「稽古」は吹田周辺のフィールドワークでした。

・ルート
阪急・相川駅西口からスタートし、ファミリーマート吹田栄通り商店会店(下記アドレス参照)を目指しました。
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E6%A0%84%E9%80%9A%E3%82%8A%E5%95%86%E5%BA%97%E4%BC%9A%E5%BA%97/@34.7626985,135.524537,17z/data=!4m2!3m1!1s0x0000000000000000:0xc7e82ef9a154c2e3?hl=ja

・大まかなルール
序盤は基本全員で行動するが、その後、それぞれのタイミングで他のメンバーにあまり気づかれないように誰か一人とペアを組む。そして集合までそのペアで自由行動し、12時に上記のファミマに集合。

・筒井さんからの次回稽古のための課題
各自ワークの道中で下記の2種類の写真を撮る。
①この一枚で5分喋れるもの
②この一枚だけを見るだけで了解できる、何も言葉はいらないもの

・参考として配布されたマップ
http://www.suita-kankou.jp/pdf/suita.pdf

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さて、いきなり言い訳みたいになってしまいますが、このような自由行動系のワークを細かくリポートするのはなかなか難しいものです。

まず相川駅からスタートした後は春日神社(参考マップ④番)に全員で自然に移動しました。



春日神社で癒され、そして戯れるZombieご一行。



その後、ちょうどお餅つきをやっているから、ということで向かった浜屋敷(吹田歴史文化街づくりセンター、マップ⑱番)あたりから皆がペアになり始めたようです。
浜屋敷が周辺の市民の方でかなり賑わっていたため、今までペア作りのタイミングを終始伺っていた参加者たちに流れていた微妙な緊張が解け、ペア作りに踏み出しやすかったのでしょう。









ですが私はといえばその後、ペアでの自由行動が始まったあたりから、全てのペアを満遍なくフォローしようとして逆に皆を見失いはじめ、一人で皆を探してひたすらウロウロし続けるという始末で…。

ともあれスタートから約2時間後、12時にファミマの2階スペースに集合し全員で感想シェア会が行われました。







■佐々木、藤田

・多くの人が餅つきをやっている浜屋敷に行く中、自分は餅はいらない、と思っていた時に出会い、これは声をかけるしかないだろうと
・初対面、喋りやすかったのでOKした
・「二人で河原を歩きたいね」一番気になっていたマップ⑭の阪急電車観覧スポットへ行ったが、沢山の排泄物が落ちていた
・集団で動いていた時は探り合うような感じだったが、ペアになってそれが無くなり楽になった など
・序盤の皆探りながら歩く不安な感じが良かった など




■浦長瀬、出村

・浜屋敷でお餅が食べたかった 雑炊もきなこ餅も食べて長居した
・近くに合気道の教室があり、見学自由なので行って入会案内書までもらった
・集団だと周りの植物、風景などが気になるがペアになると相手との話などに集中する、一人だと合気道教室などへは行かないだろう
・ペアになると写真を取ることが減った
・魅力を感じたものを写真でそこだけフレームで切り取って見ても面白くないのかもしれない、難しいと感じた など




■前田、鎌田

・いつの間にか他との距離が開いていた
・気づいたらペアになっていたような感じ、運命が決まったような感じがした、とても自然な形で気持ちよかった
・神社でしめ縄を作っているのを見ていた
・二人の興味が偶然同じものに向かった時の嬉しさ、シンクロ感


■楠、荒川

・浜屋敷のところでペアになった、自分を待ってる感があってまこうとも思ったが結局ペアに
・マップ⑰の血の池に行きたかったがたどりつけず、商店街でパンなどを買って食べたりなど、映画の話をしながら
・集団の方が気が楽、二人だと二人で関係を作らないといけない、結局一人の方が楽なんだなあとそんな自分に衝撃を覚えた など


 




中盤以降、他のペアに殆ど会えなかったので一抹の不安もあったのですが、もっと時間があってもよかったという意見もあり、皆それぞれこのワークの時間を楽しんでくれたようです。
今回初めての稽古参加だった4名にとっても、初対面の参加者と親密になれる良い機会だったのではないでしょうか。
個人的にこういった「まち歩き」をしていて面白いと思うところは、日常生活では目もくれない、スルーしがちな身の回りの風景の中に新たな発見が出来ることです。
一人ではなかなか行けないところに行ってみたり、他人の指摘が思わぬ気づきを与えてくれたり、ばらばらの二人の興味が偶然同じものにシンクロしたり、それは価値観や感覚が異なる他者と共に歩くことが大事なのかもしれませんね。

そういえば最近は大御所芸能人がお散歩やぶらりと旅する番組が流行りのような気がしますが(ブラタモリとかゆうゆう散歩とかローカル路線バス乗り継ぎの旅とか…)、私がまち歩き系のワークと聞いて連想するのは以下のこちら。
出不精なんで実際に行ったことは無いのですが…

大阪ガス・都市魅力研究室が運営しているWalkin'Aboutです。西宮、豊中、新開地などなどなど、本当に様々な場所で行われています。
http://www.toshimiryoku.jp/introduction.html

あとは陸奥 賢さんとか。
http://mutsu-satoshi.com/profile/

なお前回レポートでも紹介した劇作家・岸井大輔氏もまち歩きそのものを作品として提示されているようですね。ちょうど上記の陸奥さんと、東京のゲンロンカフェにてこのようなトークイベントも行われていたみたいです。
http://genron-cafe.jp/event/20151021/

なお、今回のワークを担当した伊藤が実際に体験したこのペアワークの原型はこちらのイベントとのこと。
http://ca-mp.blogspot.jp/2014/06/intimacies.html

さて、次回稽古は筒井さんの担当回。
フィールドワークの課題として撮影した2枚の写真を使っての稽古になるはずです。
一体どんな稽古になるのか、参加者が撮影した写真も含めとても楽しみです!

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