2016年3月16日水曜日

ZOMBIE-4months creation⇔ハシゴ観劇お勧め作品紹介!!!!!


今週末が本番のZOMBIE-4months creation。
ところで今週末も関西では様々な演劇公演がたくさん行われております。言い換えるとライバルいっぱい激戦区なのですが、是非このZOMBIE企画も皆さんの選択肢の中に入れて頂きたい…

というわけで、事務局からZOMBIE企画をより一層楽しめるかもしれないハシゴ観劇プランを勝手に提案します!!!!!

さて、このZOMBIE企画が目指すところは既成の戯曲・テキストを用いない、ドラマ/物語に依拠しない作品なわけですが、大阪においてそういった形式の作品は実験的と評され、目にすることは稀だと言えるでしょう。それを踏まえると現在京都で行われているKYOTO EXPERIMENT関連の作品群がテイストとしては近く、お勧めです。なお大阪で上演されている作品では、国立国際美術館で上演される悪魔のしるし「わが父、ジャコメッティ」がお勧めです(ちなみに一昨年のKYOTO EXPERIMENTでも上演されています)。
正直私も観たい…



■ハシゴ可能かつお勧め作品紹介

悪魔のしるし「わが父、ジャコメッティ」 @国立国際美術館
チェルフィッチュ「部屋に流れる時間の旅」 @ロームシアター京都
カウパー団「小さな海底」 @カウパー団代表宅
カルテジアン劇場「Heimat」 @元立誠小学校
南鳥島ロランC局「鉱石」 @アトリエ劇研
宮北裕美「point A ⇄ point B」 @ozasahayashi_project
新聞家「SABR」 @idギャラリー

■ハシゴプラン 3/19・19:30開演
※カンパニー・開演時間・上演時間 の順に記載

①悪魔のしるし・13時、17時・60~80分? ⇒ZOMBIE  
②チェルフィッチュ・15時・90分 ⇒ZOMBIE
③カウパー団・11-17時の間・2,30分 ⇒ZOMBIE
④カルテジアン劇場・14時、16時・30分 ⇒ZOMBIE
⑤南鳥島ロランC局・14時・80分 ⇒ZOMBIE
⑥宮北裕美・15時・40分 ⇒ZOMBIE

■ハシゴプラン 3/20・17:00開演
※カンパニー・開演時間・上演時間 の順に記載

①悪魔のしるし・14時・60~80分? ⇒ZOMBIE
②チェルフィッチュ・12時・90分 ⇒ZOMBIE 
③カウパー団・11-17時の間・2,30分 ⇒ZOMBIE
④カルテジアン劇場・14時・30分 ⇒ZOMBIE
⑤南鳥島ロランC局・14時・80分 ⇒ZOMBIE ※移動若干タイト目
⑦新聞家・14時半・40分⇒ZOMBIE

ただし、すでに前売り完売となっている回がある公演もあるようなのでお気を付け下さい。
そしてZOMBIEの方もまだまだご予約承っております!!

★ご予約はこちらから★
https://www.quartet-online.net/ticket/zombie4months


三田村 

2016年3月14日月曜日

3月12日 全体稽古



本番まであと一週間。
今日はスタッフさんを交えての全体通し稽古です。
今日のランタイムは、伊藤チーム40分、筒井チーム1時間40分程度。
しかしどちらのチームもまだまだ変動しそうです。




通し稽古の後は部屋を移動し、互いのチームの作品を観ての意見交換会です。

俳優間では特に、その演技がどのようにして生まれているのか?ということに着目しながら話が膨らんでいったように思います。

稽古を重ねることで見えてきたもの、逆に違和感を感じるようになってきたものが俳優それぞれにあるようで、それを良しとするか否か、慎重に言葉を選びながら自分の感覚を伝えよう、シェアしようと努めていました。

稽古も残すところあと1回。

この時間がどのように活かされていくのでしょうか。

中嶋悠紀子




3月14日伊藤チーム稽古10

投稿が遅くなってしまいましたが、3月14日、本番前の稽古です。

この稽古の日はほぼ、作品自体の構成は固まっていたので、
構成にしたがって、稽古がはじまりました。




これはなにをしているのでしょうか。



白いワンピースを持って


 持って、、、


まわします!!!


はげしくまわします!!



これはどんなシーンなんでしょうか!!
写真でみると、かなりアクロバティックに見えますね。
実際の舞台ではアクロバティックな出村さんが見れるかもしれません。

今度は照明を変えてみます。


薄暗がりの中の出村さんと白いワンピースです。






そして、やっぱりワンピースをまわします。








このシーンは全体の一部です。顔の一部を動かす出村さん。
これはどんなシーンなんでしょうか。



今回はじめて、全体を通して見ましたが、俳優さんがどんなふうに作品の中で
生きるのか、どんな姿を自分自身で舞台上で見せていくのかを、すごく試されるというか、とても難しい作品のように感じました。

でもある意味で、俳優さんのクリエイティビティ、それは表層的な、単純にこんなことがしたいとかそういうことではない、ある程度決められたところの中で、しかし役を演じるのではない状態で、どこまで自分自身を他者に見せていけるのか、どういう姿勢で舞台にたつのかというところが、とても見える作品なのかもしれないと思いました。

ここから本番まで、どうなるのか、とてもどきどきします。







2016年3月13日日曜日

3/5 筒井チーム稽古⑨

出席者:前田、鄭、鎌田

■全体通しの予定でしたが… 

というわけで全体通しの予定でしたが中止に。

筒井チームの出席予定者から体調不良による欠席が出て、事務局の石塚もインフルエンザで欠席、スタッフ用に通しの撮影をしてくれるはずだった方もインフルエンザで欠席と…みんな~大丈夫かーそしてこれ通し意味あるの?状態になりましたわけです。



 結果筒井チームは、チーム分け以後最小人数、わずか3人での稽古になってしまいましたとさ…
 絵面的には今までと比べてかなり寂しいもんですね…
 

 

■実はサタデーオールナイトフィールドワーク

前回の荒通しを踏まえ、修正を入れた進行表を元に軽くおさらいする、 という感じでしたが、なんせ3人、1/3の人数での稽古なのでそこそこにして、ちょうど本日の夜に行われる「吹田事件」にまつわる吹田フィールドワーク(しかも、オールナイト!!!!!)の流れの確認を行いました。
筒井さんいわく、「めっちゃきついと思う。」

なお進行表には、フィールドワークの結果次第のため何をやるか未定の個所もあります…結構重要。



 なお筒井さんによると、「Action and Presentation」の参考図書として、『大阪で闘った朝鮮戦争 吹田枚方事件の青春群像』(西村秀樹)、『戦後史の空白を埋める 朝鮮戦争と吹田・枚方事件』(脇田憲一)の吹田事件にまつわる2冊が追加されています。今回のフィールドワークの内容ももちろんそれに関係するものです。

創作過程を見てきた私としてもちょっと意外だったこのポリティカルな要素を、演出家はどのように作品に取り込んで料理するのでしょう。
筒井さんのカンパニー、dracomの作品には私の知る限りあまり見受けられない要素だったりします。筒井さんのこの企画ならではの大胆な挑戦を試みているのかも。

フィールドワークに行けなかった組の一人である私としても、実際に舞台でフィールドワークの結果がどう生かされるのか楽しみであります。

次回こそは合同通し稽古が出来ますように…

★ご予約はこちらから★
https://www.quartet-online.net/ticket/zombie4months  


三田村

2016年3月12日土曜日

3月5日 伊藤チーム稽古⑨



C.T.T.大阪事務局、中嶋です。

3月5日は伊藤チーム・筒井チーム合同での通し稽古予定でしたが、
インフルエンザの流行によりメンバーが揃わず、結局この日は通常稽古となってしまいました。

いつも稽古についている石塚もインフルエンザのため、今日は私が稽古風景をリポートします。

通常稽古まで時間があったので、その間は伊藤さんと出村さんは吹田の街をぶらぶら散歩。

ドキュメンタリー的な作品作りを試みている為、時間を掛けて丁寧に、丁寧に互いのことを知ろうと努めているようです。

互いのことを知っていくと、演劇観の違いも見えてきます。

端的に説明すると、

舞台の上で自分自身をそのまま晒して立つか。
(あるいは晒しているかのように立つか。)

虚構を演じきり、その中に真実を見出してもらえるように立つか。

もうちょっと砕けた感じで言うと、

自分自身そのままの姿で立つか。

敢えて「嘘しまーす!」という態度で立つか。

伊藤さんと出村さんの中で大きな違いがあるようです。

そもそも、演技に何を求めるか?という部分は、その人が何故演劇をしているのか?という部分に関わって来ることでもあるので、どちらが正しいというものでもないと私は考えます。

舞台上で自己のパーソナルな部分を晒す…というのは非常にデリケートな問題です。
俳優とて一人の人間であり、他者に明かせる部分、明かせない部分、様々な葛藤を抱えながら劇創作に携わっています。もちろん演出家もそうです。

演出家が明らかにしたい部分と、俳優が明かせる部分は、同じではない、ということが、
今日の稽古の中で少しずつ明らかになってきたようです。

しかし、それは悲観的に捉えることではありません。
これが明確になって初めて、互いの納得解を見出す創作の旅が始まるのだろうなと思います。

本番まであと少し。
残りの時間をどう向き合っていくのか、楽しみです。

中嶋悠紀子



2016年3月9日水曜日

2/27 筒井チーム稽古⑧

出席者:浦長瀬、前田、佐々木、鄭、杉本、鎌田、藤田、楠

■ひとまず、通してみた

さあ、本番が刻々と近づいてきています。
本日はチェックイン後、筒井さんが作成してきた進行表を元に通してみました。
今回もほぼ写真のみで。一体何が行われているのか想像してみて下さいませ。

伊藤チームの伊藤拓也と舞台監督の若旦那氏も視察に訪れました。 



ところで写真を見ると一目瞭然ですがこの作品、演出の筒井さん自身も出演するのですが、いわばこの「Action and Presentation」という場のファシリテーターというべき、重要な役割なんですね。

今回若干強引に通してみた結果、筒井さん的にはランタイムが予想より遥かに長かった模様。
約90分の上演時間を目指し、いくつかのシーンをカットし、全体をもっと凝縮、次回も通します。
上記の写真の中でもすでにカットが決定したシーンがありますね…

筒井さんからは、もっと観客という存在に対して意識的にパフォーマンスするような指示がありました。確かに自己の意識や感覚を常に問いかけられている感触のあるパフォーマンスであるが故に、各々が内向きの意識に方向づけられてしまうところはあるのかもしれません。ただ「劇場」という場で実際に観客と対峙すると、そこにも何らかの変化がおのずから起きるのでしょう。
この作品は、本番の舞台上で起こるだろう観客の皆さんとの空間の共有・様々なコミュニケ―ションによって、更に変化する予感がします。それはオーソドックスな物語演劇にはあまりないスリリングな変化になるのではないでしょうか…まだまだ不確定要素は多いですが、本番が楽しみです。
というわけで、ご予約もお待ちしております!↓

★ご予約はこちらから★
https://www.quartet-online.net/ticket/zombie4months 


三田村